2015年03月22日

琉球八社(安里八幡宮)

琉球八社の一つ、安里八幡宮です。
那覇新都心地区の一角にある、高層ビルが背後にそびえ立ち
なんとも不思議な雰囲気を持ち、
しかし落ち着く場所。
敷地内には保育園と公民館が有り
にぎやかな子供達の声が響いて心安らぐ空間でした。

琉球八社(安里八幡宮)


安里八幡宮
尚徳王の創建とされています。
国王は喜界島の島主が貢納を絶ち、王府に逆らっているとして、
自ら兵を率い、首里城を出て兵船の待つ港へ向かいました。
途中、安里を通った時に鳥が飛んでいるのを見つけ
「我 勝つならば、あの飛んでいる鳥を射落させ給え」
と八幡大菩薩に念じ、矢を放ちました。
矢は 鳥に当たり 念じた通り地に落ちました。
また船出してから、海中に浮いている小鐘を見つけたので、八幡大菩薩に念じた様に、
「我 勝つならば、あの鐘を我 手に取らせ給え」
と鐘に近づけて船を進めました。
念願かなって小鐘を取り上げることになりました。
国王は喜界島征伐に成功し、無事帰国出来ました。
早速く、安里の鳥の落ちた地点に宮を建造し、八幡大菩薩をお祀りしたという事です。

(渡口初美 著者 琉球の民間信仰 より)




Posted by kenryu at 22:20│Comments(0)
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