成てぃる あんまさや 神子

今から 約30年ぐらい前の出来事のお話を…

当時、私を含め 友人4人でよく連んでおり、週末になると
辺戸岬や、東村の車、高江方面で 大物狙いの荒磯釣り(夜釣り)をしに
よく 足を運びました。

そんなある日
今週は、高江のポイントがよさそう って事になり
当時 住んでいた宜野湾市を、午前0時に出発。
高江のポイントに着いたのは 午前3時頃でした。

みんなで釣り場に向かい 歩いていた時、
私は磯際の潮溜りで ヘッドライトを照らしながら
小魚を見ていました。

すると、先頭にいた友人が大声で
「はやく、上にあがれー！」と叫んでいるのです。
ほかの2人は、一目散に 岩山へ 逃げました。

私はというと…

気がついたら海の中。

大波にさらわれ、リーフの外へと流されそうになっていたのです。

その時、

羽衣のような物を着た 女の人が 私をガシッと掴んだのです。
それと同時ぐらいだったと思います。
私は岩にしがみつき、流れに飲み込まれずに 九死に一生を得たのです。

逃げる事ができた 友人3人は
私がリーフの外まで流されていると思い、諦めていたとの事。

私が 海中から上がってくるのを見て
チョーびっくりしてました。

私もびっくりでしたよ

私が居た磯際は、目の前に3階立てぐらい高さの岩山が連なっていて
その岩山を越える波が自分をのみ込むなんて…
(波の高さ、14～15mぐらいあったはず)

そして、あの女の人は誰か？
なんだったばー？

後に、この 女の人は誰かが 判明するのです。
私の母によって…